そのひぐらし

旅だけがアイデンティティ

"どこでもきっぷ"で関西を好き勝手旅した話 Part1

2021/12/14 08:19

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ポケットに手を突っ込んでいないと寒すぎて居られない。

 

2021年も終わりに差し掛かる12月中旬、私は"¥10,000でJR西日本の関西近郊エリアなら特急も新幹線も乗り放題、しかも指定席も6回まで使える"衝撃の「どこでもきっぷ」を使ってリッチな旅をすべく京都駅にやってきた。旅行を趣味とする人間にとってこのきっぷは使っておかねばならない。

この旅は、大学生の特権として観光地が空いているであろう平日(しかも火水という中日)を活用したかったことからスケジュール的にも少々無理をしたため1人旅である。あとは1人だと自分の好きなように動ける、突発的なスケジュール変更も可といった利点があり1人旅を選んだ。ちなみにデメリットは1人のため寂しい(これがデカすぎる)、1人のため迷ったら終わり、などが挙げられる。寂しいに関しては1人の時間をたっぷりと作れる、に言い直しておこう。

 

大まかなスケジュールとしては

・1日目(12/14)

京都→鳥取 ○鳥取観光 鳥取→新大阪 新大阪(泊)

・2日目(12/15)

新大阪→串本 ○串本観光 串本→紀伊田辺 ○天神崎(ウユニ塩湖) 南部→(帰宅)

といった感じである。¥10,000で特急乗り放題の高ポテンシャルを活かすべく少々というかだいぶハードな行程になっている。観光地で鳥取、串本、天神崎を選んだ理由としては

 

鳥取

・エリアの端っこだから

日本海に行きたいから

・2009年に家族と訪れているが、記憶にないから

串本

・和歌山は何度も行ったことがあるけれど、串本には行ったことがないから

・本州最南端だから

天神崎

・串本に行った後微妙な時間があるなあと思って和歌山県内で観光地調べてたらヒットしたから

・結構インスタ映えしそうだから

 

という、列挙してみると意外と理由が薄いところが多いのだが、1人旅で行きたい場所の動機なんてこんなもんかもしれない。むしろどれだけ乗っても値段は変わらないのだから、ふらふらと行きたいところに行けばいいのだろう。ちなみに公式HPでのキャッチコピー(?)は

"西日本どこでも行ってみよう!行ってみたかったあの場所へ。"

 

いざ行かん!鳥取!和歌山!

 

 

 

8:45

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特急スーパーはくと3号がやってきた。寒いから早く車内に入りたい。

京都から鳥取へは"特急スーパーはくと"3号で向かう。京都から大阪、神戸、姫路を経由し上郡というところから中国山地を縦断し日本海側へ抜けて鳥取県へ行く特急列車だ。

8:50京都始発なので早くからやってくるかと思っていたが全然来ず、まじで寒すぎてポケットから手が出せないような寒さの中結構ギリギリまで待たされた記憶がある。そして火曜朝の下り列車だというのにも関わらず乗客はそこそこ多い。

 

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スーパーはくとの"はくと"は白兎のことだろう。鳥取で白兎といえば因幡の白兎だ。白兎なのに全然白くない。そして全然うさぎっぽくない。現に乗っていて思ったがうさぎのような可愛さは全くなく、俺は大阪と鳥取を最速で結んでやるんだぜええと言わんばかりに乗客を揺らしまくりながら疾走するスピードランナーのようだった。

 

 

窓側の指定席に腰掛けると息つく暇もなく"はくと"は西に向けて出発した。

 

○京都8:50⇨鳥取11:57(特急スーパーはくと3号)

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指定席(1/6回目) 

鳥取までは3時間強の道のりである。これを長いと取るか短いと取るかは結構割れるとこではないだろうか。鳥取まで3時間で行けちゃうんだという感想もあれば3時間も座席に座ってないといかんのかという感想もある。それでも特急用のお高い座席が指定されてて、寝たい時に寝れて、酒も飲めて、フリーWi-Fiもあって(無いよりマシ程度だったけど)、トイレもあって、疲れたら車内を自由に歩き回れる"スーパーはくと"という移動手段はかなり強いのではと思う。しかしこれタダ同然で乗ってるからこんなこと言えるけど、実費だと結構するんだよね(京都→鳥取 特急指定席で8000円弱)。金欠な大学生はお得なきっぷじゃないと特急に乗れない。

 

 

快適な車内で揺られること3時間ちょっと。

 

 

12:00

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同日夕方に撮った写真

時刻は12時を回った。移動だけで正午を迎えてしまった。スーパーはくとは3分ほどの遅れを取って鳥取駅に着いた。12時6分にバスの出発を控えていたので結構焦った。焦ってたので鳥取駅の写真は撮れませんでした。というか知らない地方都市のバスターミナルってまじで分からないよね、実際にこの時も広大なバス乗り場のどこに行ったらいいか分からなくて右往左往、Googleマップでしか調べてないという準備不足によりバス会社も分からんし乗り遅れるかと思った。次回の要改善ポイント。というか本来は長距離列車乗った後に9分乗り換えというスケジュールに余裕がなさすぎるのかもしれない。

 

バスは多くの車・人が行き交う鳥取市街を抜け...

 

 

12:30

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鳥取砂丘にやってきました〜〜(鳥取駅⇨最寄りバス停:砂丘東口)

 

やはり鳥取に来たら行かねばなるまい鳥取砂丘。2009年に家族で来た時も鳥取砂丘は来たはずなのだがどうにも西日の記憶しかない(?)。それでは行ったことあるとは言えんよなーと思い12年ぶりの再訪である。その前に朝5時前に朝飯を食って以来何も食べていない私の胃袋は悲鳴を上げているので昼飯タイムだ。

 

鳥取の有名なご飯は予め調べていて、どうやらカレーの消費量が多くカレーが盛んらしいと。だから鳥取感あるちょっと変わったカレーでも食べれたらいいなぁと特に調べもせず(また準備不足)、流石に鳥取砂丘周辺ならなんかあるでしょというゆる〜い感じでやってきました。それが来てみると意外と活気がなく、お店もだいぶ限られてそうな感じ。ちょっと困りながらも砂丘あたりの施設で1番大きそうだった"砂丘センター見晴らしの丘"へ。そこのレストランで見かけた海鮮丼が美味そうで、、、

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砂丘海鮮丼(¥1,600) 人気No.1らしい

頼んでしまいました。(爆)

公式HPにはまるで海のメリーゴーランドと書かれていた砂丘海鮮丼。地域を代表する観光地を名乗っているだけあってボリューム満点でした。ちなみにお味噌汁は白味噌とのこと。感じますね、地域性。

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ウニとかイクラも入ってる

海辺に行ったら海鮮丼...なんだかワンパターンで個人的にはあまり好きではないのだが、そんなこと物ともしないハイクオリティで7時間半ほど何も与えられていなかった私の胃も大喜びしてくれたようです。

時刻は13時をまわっていますがここでやっと1つ目の観光地「鳥取砂丘」の登場です。

 

 

 

2022/01/24:投稿

2023/11/23:再投稿