まだ朝方のイオン三好SCを抜け、豊田の市街地を抜け、次第に山間部へと分け入る。前後に急カーブを有する伊勢神トンネルも、新トンネル建設を主とした改良工事が進行中。ああ、あの頃と同じだ。でも、あの頃とは違う。時の流れも感じる...。
2024/03/13 11:12
名古屋から国道153号を走り続け、やってきたのは豊田市武節町にある道の駅「どんぐりの里いなぶ」。まだ私がガキの頃は家族でよくスキーへ行っていた。当時の家の立地から向かうスキー場は茶臼山高原スキー場や治部坂高原スキー場、あららぎ高原スキー場といった国道153号線沿いのスキー場ばかりであった。(なお、あららぎ高原スキー場は2018-2019シーズンより営業していない。)
それらに向かう途中もしくは帰途によく利用したのが当道の駅である。(後は伊勢神トンネル付近のドライブウェイにも立ち寄った記憶がある。今でもやっているのだろうか。)
なんで来たのかって?完全なる思い出拾いである。私の記憶では温泉に入ったり五平餅を食べていたような。如何せん昔のことすぎて覚えていないが、私が五平餅という食べ物を知ったのは確実にここである。
温泉も五平餅も存在するようだが、どうにも施設が昔と変わりすぎてるような気がする...と調べてみたら、2022年にリニューアルしているそう。
フードのラインナップが「ごへい餅」「あゆ あまご 塩焼」なところに山間部に来たことを感じさせる。
道の駅にはポストも設置されている。グリッピーというのはどんぐりの里いなぶのマスコットキャラクターだそう。ポストの配色はグリッピーに合わせているのだろうか?
余談①
グリッピーが持っているのはなぜ五平餅ではなくフランクフルトなのだろうか?
余談②
グリッピーのぬいぐるみも売ってた。
せっかく来たので懐かしき五平餅を食べることに。(温泉は時間がなくて入れなかった)
五平餅購入のカウンターを探していたが、どうやらセルフレジで購入して隣の窓口で渡すようだ。田舎なのに(失礼)、タッチ決済やIC対応のレジ端末を装備しているとは。驚いた。
みそ五平餅を購入。私の身体に刻まれている懐かしい味がした。五平餅って棒が平べったいので、平べったい面の餅を食べるのに苦労するんだよね。口周りが汚れてしまったりするのだが、それがまた五平餅のアイデンティティの1つかなと思ったりする。時は経ち、もう1人で道の駅まで来れるようになった。しかし10数年経てど五平餅はうまく食べられない。なんとなく昔に戻れたような気がした私はきっと微笑んでいたことだろう。
まだ純粋無垢だったあの頃を思い出させてくれた道の駅に感謝し、設楽方面へ歩を進めた。